全力趣義! ~ 楽しいは無限大 ~

輝くおじさんは 趣味に没頭ス

メニュー

ただただガムシャラに働いてきた
空っぽな “おじさん” が
全力で趣味をみつけ精一杯楽しんでいくブログです!

サイトのここを改善して欲しいといった要望から記事内容で気になることなど、何でもいいのでお気軽にお問合せください!

当サイトにおけるプライバシーポリシーについては、こちらからご確認いただけます。

ブログの最新記事


  • 小さなハリネズミのこころの旅 -第4章2節-
    第4章:こころを照らすもの 第2節:炎の森と逃走劇  突如として、森の奥から黒く重たい煙が立ち昇った。空はたちまち鈍色に染まり、風が熱気を含んで吹きつけてくる。キナコは顔をしかめ、イタッチと並んで立ち止まった。 「……あ […]
  • 小さなハリネズミのこころの旅 -第4章1節-
    第4章:こころを照らすもの 第1節:絶望の森と光の種  森の奥深く、湿った空気と絡みつくような静けさの中。キナコはイタッチと並んで歩いていた。足元の草は露で濡れ、木々は空を覆い隠すように広がっている。道らしい道もなく、ふ […]
  • 小さなハリネズミのこころの旅 -第3章-
    第3章:イタチとハリネズミ、牙と針の出会い  森の奥深く、薄明かりの差す木陰の中。キナコは、はじめての夜をひとりで迎えていた。  体を丸め、落ち葉の上でじっとしていても、風の音や木々の軋む声にびくりとする。あたたかい少女 […]
  • 小さなハリネズミのこころの旅 -第2章-
    第2章:森の入口、はじめての出会い  冷たい水から這い上がったキナコは、びしょ濡れの体を震わせながら、深い森の入口に佇んでいた。あたりは見たことのない木々に囲まれ、空の色さえ少し違って見える。 「ここ……どこ……?」   […]
  • 小さなハリネズミのこころの旅 -第1章-
    第1章:別れのはじまり ぽかぽかと陽の差す朝、キナコ(ハリネズミ)はふかふかの寝床で丸くなっていた。ケージの向こうから、小さな手がそっと伸びてくる。 「おはよう、キナコ!」 少女の声は、やさしくてあたたかい。まるで春の風 […]